旧・どブログ -20ページ目

画竜点睛


   ↑うーん、マンダム・・・(だっけ)
    そんなのあったよね。


こんにちは。ゆき2です。
今日は授業での話をひとつ。

毎週水曜日は、歴史・文字の授業。
日本語の成り立ちや、漢字の歴史などを勉強する。
昔は母音が9つあったとか、漢字形成の種類は4つあるとか・・・。
正直言うと、全然興味なし!

でも必要ないかと言うと、そうでもないのかもしれない。

その授業の中で、四字熟語が出てきたときの先生の話。
先生には9歳の女の子がいて、
たまに先生の妹がその子に四字熟語を教えるらしい。
ある日先生と女の子、二人で折り鶴をどちらが早く折れるか、
競争をしてたとき、先生が1個差で多く折ったのだが
何個か顔が折られていない鶴が見付かり、
結局先生は負けてしまった。

そのときの9歳、娘の言葉。
”ふふっ、画竜点睛を欠いたわね・・・”
(最後の仕上げを欠いたために、
    全体に上手くいかなかったこと)

そんな子供は嫌だ。
子供なら”はは、ママ忘れちゃったから私の勝ち~♪”と
無邪気に喜んでくれた方が可愛げがある。
四字熟語で言われる程無性にムカつくことはない。
先生も同じことを思ったのか、
”外では四字熟語を言ってはダメよ”
と釘を刺したらしい・・・。

知識とはそういうものなのかもしれない。
教えるべき知識と人間の厚みの為の知識。

”画竜点睛って言葉を知ってるか?その意味はな・・・”
と新橋ガード下で延々と語るボスと
”昔好きだった女とデートしたときに、最後に手を握れなくて・・・”
と自分の思い出話で部下にアドバイスするボス。

目的は一緒でも、何かが違う。

人に何かを教える時、10知って1教える
そんな言葉があった気がする。
逆に言うと、教えるにはその10倍の知識が必要な訳で
どんな状況にも対応できるだけの知識が
教師としての厚みが出てくるのかもしれない。
(興味あるかないかは別として・・・)

人生の厚み・・・。深いな。

             木曜担当:ゆき2

わしわし詐欺についても語っています

復活!さえの細腕繁盛記第1回-「元気でやってます」-

----------------------------------------------------------
どん底会の母体となっている旅行会社「地球探検隊」の元スタッフ、
さえさんの「さえの細腕繁盛記」が、復活することになりました。
掲載日は、月末の金曜日。
なかなか更新されなかったことで、もはや伝説と化している繁盛記
が読めるのは、どブログしかない!
さえファンのみんなは要チェックだー!!
C-man
----------------------------------------------------------


みなさん、こんにちは。地球探検隊の元スタッフ、さえです。
10/1の送別会に来て下ったみなさん、ありがとうございました。

シーマンからのお誘いにより、月に一回、「さえの細腕繁盛記」
が復活することになりました。よろしくお願いします。

探検隊を辞めて、早くも2ヶ月。
この2ヶ月間、何をしていたかというと、宮城の実家に帰り、オー
ストラリアを旅行し、九州から東北まで日本を縦断し、転職活動
をして、飲み会に参加して・・・、何かと忙しい日々を送ってま
した。

転職活動中の私には、いくつかの会社を見るチャンスがあり、色々
な人と会っています。初対面の時、当然、相手は私に名刺をくれま
す。ですが、私は渡すべき名刺を持っていません。そう、今は無職
だから。でも結局、どこかの会社に入っても、「○○会社の××で
す」と言って名刺を渡せるのは、数年間かもしれないですよね。そ
の後は?「※※の家内です」「◆◆の母です」と、自分を紹介する?

そういうの、何か嫌だな~、私は私であり、自分を形容するもの
は、すべて一時的なものだよな~、自分自身で勝負できる「何か」
を持っていないといけないよな~、でもそれってなんだろう?なー
んてことを漠然と考えてしまいました。
自分を形容する会社名や、大学名がない今は、不安もありますが、
忙しさの中では考えられなかったことを、じっくりと時間をかけ
て考えることができて、結構楽しんでいる私です。

転職活動も頑張りま~す。その中で、これで勝負しよう!と思え
る「何か」に出会えるかもしれませんしね。もしかしてそれって、
一生かけて見つけることなのかもしれないけど。

月末金曜日担当:さえ

メシ ご一緒にどうですか?

こんにちは。木曜担当:ゆき2です。

☆★ 今日は、”メシ 行く?”について ★☆

”メシ 行く?”

この言葉は、誰が言っていると想像するか。

ほとんどの人は、男の人が同年代の男友達に言っているイメージが浮かぶかな?
もしくは、男の人が同年代の女友達に言うのも、まぁナシではないかと。
どっちにしろ、言っているのは男の人かと思われるが、
なんと!最近の女の人でも、この手の言葉を言うようになってきているらしい。

これは、社会言語学の授業の中での話。
言葉は、年代・性・教養・地域・状況などによって微妙に変化するもので
ここまで状況によって変化する言葉も珍しいらしい。

”メシ 行く?”なんて、さすがの私も使わないけど、
今の女子高生・女子大生でもこの手の言葉(男言葉とされていた言葉)を使う傾向にあるらしい。
実際先生が本屋で、”俺んちさぁ・・・”と
女子高生らしき集団が話しているのを聞いたらしいし、
授業を受けていた生徒の妹さん(女子大生)も、
電話で”メシ行かない?”と話しているのを聞いたそうな。
でも女子大に通ってる生徒の一人は”言わない”という事なので
人によって、使う・使わないはもちろんある。

でもこれは何も珍しいことではないのかもしれない。
スチュワーデスがフライトアテンダントになったり、保母さんが保育士になったり、
職業の名前までも男女の差別をなくそうとしているのに
これは女言葉、これは男言葉、と区別するのも
時代の波に逆らっている事になるのかもしれない。

でも、世の男性諸君は、女らしい言葉にくすぐられちゃったりするだろうし、女の人だってちょっと乱暴な男言葉に、自分にはないワイルドさを感じてうっとりしてしまう人もいるはずだ。
男言葉と女言葉を決めるのは差別だ!とも言い切れない長い文化が日本にはある。

でももし自分の娘ができて、”俺メシいらねぇー”って言われたら・・・
もし自分の息子ができて、”私ご飯いらないわ”って言われたら・・・
この複雑な思いは時代と共に変化していくものなのか。

ゆき2

※バックナンバーは、コチラ

『翼を広げて』 SIDE-A

その2
(前回までの話は、コチラ

真奈美にあたってしまった罪悪感に苛まれながら、僕は学校を後に
した。なんとも嫌な気分だ。
別に彼女が悪いわけでも何でもない。

「どうしよう…」

歩きながらふと口をついて出た言葉。
まったく無意識だったせいか、かなり大きな声だったらしい。
前を歩く男がこっちに振り向いた。同じクラスの稲田だった。

「どうしよう、って何が?」
「あ、いや、ちょっとね。就職が決まらなくてさ」

僕はちょっと誤魔化した。

「ふーん。就職ねぇ」
「稲田はもう決まったのか?就職先」
「いや、俺は就職しないよ」
「え?就職しないっての?大学院にでも行くのか?」
「もうこれ以上勉強はゴメンだ」稲田は笑いながら答えた。
「じゃ、どうすんだよ?もうほとんどの会社は募集終わってるんだぜ」
「俺は旅に出る」稲田はまるで子供のような無垢な笑顔で言った。
「旅ぃ?」声が裏返ってしまった。
「そう。だってさ、今しかないじゃん。自由に時間が使えるのって。就
職しちまったら長い休みなんて取れないんだぜ。人生の執行猶予期間
を思う存分楽しむことにする」
「そりゃそうかも知れないけどさ。旅ってどこ行くんだ?」
「とりあえずロスまでの切符は買ってある。後は、うーんそうだな、ニュ
ーヨークまで横断するか、メキシコに入ってそのまま南米の方に行く
かもしれない。まぁ、あんまり細かいことは決まってないんだけどね。
とりあえずその時々の気分で決めようかなって感じ」
「そんな旅行ありかよ?危なくないのかよ」
「バックパック担いで世界を見てみるのも悪くないと思うけどな。世界か
ら日本を見る。案外俺たちがあくせくしながら、着たくもないリクルート
スーツ着て、まだ自分が本当に何をやりたいのかも見つからないのに、
ただエスカレーター方式に就職しちゃうのってどうかと思ってるんだ、
俺は」

稲田の言葉が胸に突き刺さった。
確かに周りが就職活動をしているのを見て、いつの間にか自分もまわり
に合わせなくちゃという意識だけで就職活動している気がする。
僕はいったい何ができるんだろう? 何がしたいんだろう? 将来どう
なっていたいんだろう? そんなものはまだ全然霧の中だ。

「俺はさ、とにかく俺たちのフィールドは日本がすべてじゃないって思っ
てるんだ。世界のどこかに俺にぴったりと合う街があったり、俺が求めて
いる仕事があったり、逆に俺を求めてくれる人がいたりするんじゃないか
と思ってるんだ。ま、そんなの行ってみなくちゃわからないんだけどさ」

稲田の言葉を聞きながら、僕の頭の中はだんだんとクリアに
なってきた。
同時に何だか今まですごく視野が狭くなっていたことに気がついた。

「今の自分を最大限に発揮できるフィールドがどこかにある。ま、いわば
自分の可能性を探しに行くような旅かな。それに、日本にはないような自
然や文化に触れてそこで感じるものってあると思うんだ。将来的には
社会に出るんだろうけど、その前にちょっとドロップアウトしたって
長い人生の中で見てみればそんなのたいしたことじゃないよ」
「誰と行くんだよ、その旅って?」僕は稲田に聞いた。
「一人だよ。誰もそんな行き当たりばったりの旅についてこねぇよ」笑い
ながら稲田が答えた。

僕の目の前がパァッと広がった。一面に覆われていた雲が一気に晴れるように目の前が明るくなった気がした。

その3に続く
(written by yass

***********************************************
この連載は真奈美側に視点を変えたSIDE-Bもあります。
SIDE-Bはこちら
***********************************************

「セントラル・ステーション」 ☆☆☆☆☆

先週は、オーストラリアが舞台の作品が紹介されていましたが、
今週は、ブラジルを舞台にした「セントラルステーション」を紹介
したいと思います。
ブラジルというと、国名は誰でも知ってるけれど、サッカーとサ
ンバが有名だな、とか、映画「シティ・オブ・ゴッド」に描かれ
ているように危険な国なのかな、というイメージくらいしかない
のではないでしょうか。

この作品は、リオのセントラルステーションで手紙の代筆業をやっ
ている中年女性と母親をなくした少年が、少年の父親を探すバス
の旅に出るというロードムービーです。 旅を続けるうちに、2人
の心が通っていくさまに心打たれます。

ロードムービーは、その国の文化、社会、風景などを窺い知るこ
とができるので、旅好きの心をくすぐります。実際にその国に行っ
てみたくなります。

ということで、この作品を観て、僕は、日本から遠く離れた国ブ
ラジルに、2年前の年末年始に旅行に行きました。行ったのは、
itacareというところです。

白い砂浜と青い海が延々と広がるきれいなビーチ以外には、何に
もないようなのどかな場所で、真夏のビーチでシャンパンかけを
しながら新年を祝いました。

あれ?映画評じゃなくなってしまったな、
ま、いいか。

最近、この映画を再度観て、ふと楽しかったブラジル旅行のこと
を思い出したのでした。

C-man

これまで(世界で)一番目立った瞬間


こんにちわ。どん底は久々なので、緊張します。
些細なことなのに、異様に目立ってしまった
私のエピソードです。

 あれは昨年の6月。
私は会社の同僚の結婚式に招待された。
 三井財閥の御曹司の披露宴であったため、
式場は南麻布に佇む、三井倶楽部。
 ここで頭を悩めるのが何を着て行こうか。。。。
ということ。

サラリーマンとはいえども
私の会社はイメージを創造する職業柄、
個性派ぞろいで、業界外の人間からは
びっくり呆れられてしまうのが日常的。
 予想通り当日は
叶姉妹のコスプレありぃの、ハリーポッターありぃのと
まあ、私達にとっては何ら変哲のない結婚式だった。
が、お相手が業界外の人間となると
花嫁側の親族や会社の方々は呆然としている様だった。
(毎度の事だが)

 そんな中、私が選んだ正装は
初夏をイメージした薄い若草色の着物であった。
型押しに手まりの刺繍がほどこされた、
なかなか可憐な着物であった。
金色のきらびやか帯も、かなり華を添えたと思う。
ただ披露宴に着物というのは、特別珍しいことではないはずなのに
ここでは、かなり異色の存在になってしまったから不思議なものだ。
勿論周囲は不意討ちだったらしい。
 私のサラリーマン人生、後にも先にも、この会社の中で
これほど注目されることは、ないだろう。
ただ着物を着たというだけなのに・・・。

 ささやかな出来事ではありますが
これが私の「これまでで一番目立った瞬間」でした。


金曜第2回目担当:ナベ

おいすぃ~

↑今回も教材サイトより、かみそりの図
タイトルは、”このかみそり、よく切れないなぁ~”
どういうシチュエーションで使うのかは不明。


今日は発音学の授業での話を、自分なりに解釈したお話。
発音学ってかなり難しくて、いろんな用語が出てくるんだけど、
他の言語との比較なんかあったりして、ちょっと興味深い。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

ご飯を食べてそれが予想以上に美味しかったとき、
一般的に何と言うか。

美味しい

そう、美味しいと言うはずなんだ。
でも中には、おいすぃ~、と叫んだ人いなかった?
それはあるTV番組で、ナイナイの岡村が料理を食べて
そう叫ぶシーンがある影響かもしれない。
美味しいだけじゃない、例えば”寂しい”を”さみすぃ~”と
海に向かって叫んでみたり、全ての”-しい”が”-すぃ”と発音、
もしくはちょっと”すぃ”寄りな人がいるかもしれない。

中学校の教科書とかでよく見かけるナンシー(Nancy)はどうだろう。
日本語での書き方ではナンシーだけど、
ちょっと英語をかじった人なら(日本人ならみんなかじってるはずだけど)
ナンスィーと、上の歯と舌の少しの間から、
爽やかな風を出しちゃってるはずだ。

もともと日本語には、”すぃー”の発音はないはずなんだ。
でもいろんな国から背の高い人がやってきたり、
アメリカ映画が普及し始めて、英語ってものをやり始めてみると、
日本人には馴染みのない音があることに気付く。
もちろん、私たちにはその違いが判らないくらい微妙な音なんかもあって
聞き取りに苦労したりもするけど、(rとlとかね)
比較的 -cyの発音は日本人には馴染みやすいはずだ。
なぜなら”-しい”って形の言葉が日本語には多いから。

何百年後には、日本語の”-しい”は、記述上は”しい”だけど
”すぃ”と発音する時代がやってくるかもしれない。
なぜなら、”-しい”と”-すぃ”どっちが言いやすいか?
上と下の歯を合わせて、歯の隙間から”し”と風を出すより
(音声学で言うと、無声歯茎硬口蓋摩擦音という)
口を半開きで風を出す”すぃ”方が楽に言えるから。

”んなもん、嘘だよー”と思った人、
あまりに料理の味付けが悪い場合、一般的になんと言う?

不味い

この言葉を、”まずっ”とか”まじぃー”とか言った事はないか。
それは”まずい”よりももっと手軽に言えちゃうから
誰かがこの言葉を作った訳でもなく、何となく言っちゃうんだ。

知らないところで崩している&崩れていく日本語、
ちょっと意識すると結構あります。

木曜担当:ゆき2

『翼を広げて』 SIDE-A

(今週から水曜日隔週で、Yassによる連載小説が始まります。)

その1

「はい。あ、そうですが。……わかりました、はい。あ、いえ。こちら
こそ。では、失礼します」
電話はむなしい音をして切れた。
また落ちた。これで10社目だ。
就職難の今の時代、大学3年の後期が始まるとみんなシュウカツを始め
る。
もちろん僕もその一人だ。
そうやって早一年、4年生の夏になっても依然として僕の就職先は決ま
らないままだった。
SPIや面接のための参考書はかなり読み込んだ。
それでも一社も内定が出ない。
一応名の通った私立大学だし、身なりだって悪くないし、成績だって悪
くはない(良くもないけど)はずだ。
いったい僕の何が悪いのか?未だ謎のヴェールに包まれている。

「ねぇ、どうだった?」
授業が終わると、真奈美はすぐさま僕に駆け寄り、聞いてきた。
「……。」-沈黙。
「ねぇ、どうだったのよ。○○社の結果?」
「顔見りゃわかるだろ?」ちょっと語気が荒くなった。(いかん、真奈
美にアタることじゃない…)
「……ダメ…だったんだ?」
「自分はもう決まっちゃったからいいかも知れねぇけどさ、なんかさム
カつくんだよな。顔を見て察しろってんだよ!」
感情が爆発してしまった。きっと真奈美は俺のことを心配してくれて尋
ねてきてくれるってコトはわかってるのに、でも何だかムカツク。
「……ごめん。もう…聞かないから」
真奈美は寂しそうな表情を浮かべて校門に向かって歩いていってしまっ
た。
なんだか背中が泣いている気がした。

僕と真奈美は同じクラスで、同じサークル。おまけにバイトまで一緒だ。
特に2人で申し合わせて決めたわけじゃない。偶然の一致がたまたま
3つも続いただけなのだ。
しかし、果たしてそれを人は偶然と呼ぶのだろうか?
当然2人で会話する回数は増え、話題も共通の話題だし、いつの間にか
2人は一緒にいることが当たり前のようになった。
運命の巡り合わせなのか、たまたまいつも僕のすぐそばには真奈美の
顔があった。
そして僕たちはいつの間にか付き合い始めた。

「4回目の偶然があるかも知れないよ」

その真奈美の一言で、僕と真奈美は同じ会社を受けた。
誰もが名前を知っている、とある大手旅行会社だ。
採用の連絡は真奈美のところにだけ、来た。
4回目の偶然はなかったのだ。
神様のいたずらで始まった僕らの関係は、神様のいたずらで壊れそうに
なっていた。

その2に続く…。

***********************************************
この連載は真奈美側に視点を変えたSIDE-Bもあります。
SIDE-Bはこちら
***********************************************

どん底会の名前の由来は? そして英語名も決定! それは、、、

このブログの記事によく出てくる
“どん底”という言葉。
それは、このブログを日替わりで書いてるみんなが、“どん底会”という
旅サークルに所属しているからです。

もう2年ぐらい前になりますが、
イベント会社“地球探検隊”の食事会に参加した旅好きの何人かが
そのまま3次会までなだれ込み、なだれ込んだ先が、新宿にある“どん底”というバーだったのです。
そのバーで結成されたサークルだからついた名前が“どん底会”。

英語で直訳したら どん底=rock-bottom になりますが、
それじゃああまりおもしろくないよね、ということだったので
先週の日曜日、JR青梅線鳩ノ巣駅近辺で
一番お洒落なカフェ『山鳩(Yamabato)』に、
日本の小学校で英語を教えている、オーストラリア人の
リチャードとワイフのソニアをお招きし、
ああでもないこうでもないと散々頭をひねった結果、
無事、“Loser's Club”に決定いたしました!!パチパチパチ

一応、“Loser's Club”のメンバーを名乗る
偽者が出てきてもちゃんと見破ることができるよう、
秘密の暗号ジェスチャーも決めました。

今度から、“Loser's Club”のメンバーに遭った時は、
人差し指と親指を直角にピンと伸ばしてL字を作り、
額の前にさっとかざしてください。必ずですヨ。


と、こんな話でワイワイ盛り上がり、みんなで
暗号ジェスチャーをしながら写真を撮ったりしてた時、
ふと我に返ると、こんな風に外国(日本)で楽しめてる
42歳(厄年)のリチャードはかっこいいなー、
そしてそれに付き合ってあげているワイフのソニアも
すてきだなー、としみじみ思ったりものでした。

娘のダニエル(10歳)とジャスミン(8歳)も、
額の前でLってやってニコニコ笑ってるパパとママを見て、
大好き!って思ったに違いない・・・。うん。


*ちゃんとした宿坊レポートは、まだ別途!?

火曜担当:鯔

家の中のものを全部家の前に出して写真撮らせてください

どん底な皆様こんにちは。どブログ、好評ですね。

土曜日は、「書評」シリーズだそうで、それなのに、言い出しっぺのC万が、ふらふら遊びにいってしまったので、「どん底カクテル」ボトルキープで、ピンチヒッターとして手をうってしまった、実はいい人「どん底母」でございます。


第一回書評・・・どん底・・・ということで、いったいどの路線で書いたらいいのか、3秒ほど迷ったのですが、おちゃらけずに、真っ向から勝負してみたいと思います。では、この家に引っ越すときに、X十万円かけて、壁一面つぶしてつくった特注本棚にいって、探してきます・・・

あった。

地球家族―世界30か国のふつうの暮らし TOTO出版 1988円

この写真家、むちゃくちゃ。
世界いろんなところの、ふっつーの人の家の呼び鈴をピンポンして、「家の中のもの、全部玄関の外にだしてください。そして、写真を撮らせてください」とお願いする。よくみんな協力するよなー。

家具、服、電化製品・・・いろんなものが、玄関の前に並んでいるのは壮観だ。で、不思議と、その国の暮らしが見えてくるから不思議だ。下手なガイドブックよりどきどきしてくる。その人たちが暮らす場所へ、行ってみたくなる。

旅ってさ、観光名所、寺、世界遺産見るのもいいんだけど、違う文化のなかで、同じ時間のなかで暮らす人たちとの出会いにこそ、醍醐味があるよな、って人には、この本お勧めです。


ちなみに日本を代表する家族は、東京のはウキタさん一家。カズオ45歳、サヨ43歳、ミオ9歳、マヤ6歳がすむ家にあるものは、さて何でしょう。